2024.10.26

玄関ドアはリフォームできる?リフォーム方法や費用相場、施工事例について紹介!

玄関は人の出入りが多い場所で、住まいの顔とも言われています。 

 

そのため、玄関ドアがメンテナンスされていて、綺麗に保たれているかどうかで住まいの印象は大きく左右されます。

 

また、築年数の経過した玄関ドアは、新築と比べてセキュリティ性が低く、経年劣化とともに耐久性も低下しているでしょう。

 

そこで今回は玄関ドアをリフォームして住まいの印象を変えたい方やドアのセキュリティ性・耐久性を向上させたい方に向けて、玄関ドアリフォームについて解説します。

 

玄関ドアのリフォーム方法

玄関ドアのリフォームと聞くと、ドアを取り外して行う大規模な工事や施工をイメージされる方も多いでしょう。

 

しかし、手軽に行えて1日かからず終了してしまう作業がほとんどです。

 

ここからは、玄関ドアの一般的なリフォーム方法を3つ紹介します。

 

カバー工法(ドア本体のみ交換)

現在、玄関ドアリフォームで主流となっているのが「カバー工法」と呼ばれる工事方法です。

 

カバー工法では、既存のドア枠を残したまま、その上に新しいドア枠を被せるように設置します。

 

古いドア枠を取り外して新しい商品を取り付ける必要がないため、ドアの交換を手軽に行うことができ、最短1日で工事が終わるケースも多いです。

 

また、大規模なリフォームが不要なことから、費用や価格を抑えられる工事方法です。

 

ただし、カバー工法を用いると、既存のドア枠に新しい枠を被せる分、ドアのサイズが従来よりも小さくなってしまうのでサイズを確認して注意しましょう。

 

万が一ドアの立ち上がり部分に段差ができてしまったときは、緩和材を使用して段差を軽減してください。

 

ドア枠ごと交換

次のような場合は、ドア枠ごと交換が必要になります。

 

・ドア枠が劣化して歪んでいたり割れている

・既存のドアより大きいサイズのドアを設置したい

 

ドア枠を交換する場合、扉周りの壁や床を取り壊す必要があります。

 

そのため、工事が大がかりとなり、費用も時間も多くかかってしまうでしょう。

 

一方で玄関ドアリフォームの自由度が高まるメリットもあります。

 

また、ドア枠ごと交換する場合は、玄関周りの外装や内装も新しい玄関ドアのデザインなどに合わせて一緒にリフォームするケースが多いです。

 

違う種類のドアに変更

玄関ドアリフォームでは、ドアの種類を変更することも可能です。

 

「引き戸から開き戸」または「開き戸から引き戸」へのリフォームもカバー工法で対応できますが、「開き戸から引き戸」に変更する際には、扉2枚分の幅やスライドした扉を収納する控え壁を作るスペースを考えなければなりません。

 

また、既存の玄関幅によっては、カバー工法でのリフォームが難しい場合があります。

 

「開き戸から引き戸」にする場合は、リフォーム会社と十分に相談して工事内容を決めましょう。

 

玄関ドアの種類

玄関ドアは開き戸と引き戸の大きく2つに分けられます。 

 

また、ドアによっては断熱性能が高い商品があり、寒い地域の住まいで多く採用されています。

 

選んだ玄関ドアの種類によって生活のしやすさが変わってしまうため、ライフスタイル・住環境・気候に合わせて玄関ドアを選びましょう。

 

開き戸

開き戸とは、前後に戸が開くタイプのドアです。

 

住まいの玄関ドアの種類としては一般的なタイプで、さらに片開きドアと両開きドアに分かれます。

 

片開きドア

片開きドアは狭いスペースでも設置しやすく、マンションなどの集合住宅でよく使用されています。

 

玄関以外にもリビングやトイレ、寝室など、さまざまな場所で利用される一般的なドアです。

 

両開きドア

両開きドアは、観音開きタイプの二枚扉です。

 

大きな親扉と小さな子扉があり、全開にすると間口が広がるため、大きな荷物を運び入れる際に便利です。

 

両開きドアは片開きよりもサイズが大きいことから、主に戸建ての玄関で使用されます。

 

引き戸

玄関前のスペースが狭くて開き戸を設置できない場合は、スライド式の引き戸が適しています。

 

引き戸は力の弱い子供やお年寄りでも簡単に開閉でき、ベビーカーや車椅子でも出入りしやすいことが特徴です。

 

また、引き戸は引き違い戸と片引き戸の2種類に分けられます。

 

断熱ドア

冬の寒さが気になる場合、玄関のドアを断熱性の高い商品にすることをおすすめします。

 

寒い季節には廊下や玄関が外気の影響を受けて非常に冷え込むことがあり、家の中での温度差が大きいと、急激な温度変化による血圧の変動で「ヒートショック」と呼ばれる健康上の疾患が生じる可能性があります。

 

玄関は熱が最も逃げやすい場所なので、断熱ドアにすることで室内の暖気を逃がしにくくすることができるでしょう。

 

玄関ドアリフォームにかかる費用

ドア本体の購入費用・ドアの設置費用・既存ドアの撤去費用が玄関ドアリフォームでかかる費用です。

ドア本体の購入費用 15万〜40万円
ドアの設置費用 4万〜10万円
既存ドアの撤去費用 1万〜3万円

 

玄関ドアリフォームの費用は30万〜50万円程度が相場です。

 

ただし、交換するドアを断熱性能やグレードの高い商品にした場合、さらに費用がかかります。

 

玄関ドアをリフォームするメリット

ここからは玄関ドアをリフォームするメリットについて紹介します。

 

住まいの印象が変わる

玄関ドアをリフォームすることで、住まい全体の印象が大きく変わります。

 

新しいデザインに変えることで、家の外観にモダンさやエレガンスを加えることができ、訪れる人に良い第一印象を与えます。

 

シンプルなデザインから豪華な装飾まで様々な選択肢があるため、自分の好みに合ったドアを見つけましょう。

 

住宅性能が向上する

玄関ドアを断熱性の高いタイプに交換することで、玄関周りの寒さを軽減できます。

 

廊下や土間収納の冷たい空気に困っている方は、断熱性の高い玄関ドアへのリフォームを検討してみましょう。

 

さらに、防犯性能の高い玄関ドアも存在します。

 

鍵穴が2つあるタイプやこじ破りに強いデッドボルトタイプを選ぶことで、住まいの防犯性を向上させることができます。

 

玄関ドアのリフォーム事例3選

ここからは玄関ドアのリフォーム事例を3つ紹介します。

 

事例1.ヨーロッパ風のおしゃれな玄関ドア

白い外壁に合わせてライムグリーンのドアに交換した事例です。

 

玄関先が明るい雰囲気になるだけでなく、ヨーロッパの家のようなおしゃれさが特徴で、住まいの顔となっています。

 

ドアの取手にも細かなこだわりが詰まっています。

 

事例2.機能性を重視してスライド式のドアに変更

機能性を重視して開け閉めのしやすい商品に交換した事例です。

 

スライド式のドアにしたことで、少しの力でドアを開け閉めできるため、高齢な依頼者にとって使い勝手の良いドアに変わりました。

 

事例3.木目調のおしゃれなドアで明るい玄関先に

玄関のドアが壊れた機会に明るい印象のある木目調のドアに交換した事例です。

 

木目調にすることで玄関先の雰囲気が一変し、華やかな印象となりました。

 

また、鍵が二箇所についているため、防犯性も高まっています。

 

まとめ

玄関ドアは「開き戸」と「引き戸」の2種類に分けられます。

 

それぞれの特性を理解し、自宅の環境やライフスタイルに合ったドアを選ぶことで暮らしやすさが向上するでしょう。

 

また、一般的なリフォーム方法はカバー工法ですが、場合によってはドア枠ごと交換が必要なケースもあります。

 

そして、リフォームにかかる費用は、ドアのグレードや工事内容によって大きく異なるため、信頼できるリフォーム会社に相談することをおすすめします。

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