2024.5.20

【2024年最新版】リフォーム・リノベーションで使える補助金や減税制度を紹介!申請方法も解説

新築住宅を購入するよりも安い費用で自分好みのマイホームを手に入れられることから、中古住宅を購入してリフォームしようと検討している方も多いのではないでしょうか?

 

とはいえ、中古住宅を購入してリフォームをするには、数百万〜数千万円の費用がかかるので、出来る限り安く抑えたい理想でしょう。

 

そこで今回は、2024年中にリフォームやリノベーションを行った場合に使える補助金や減税制度を紹介します。

 

リフォーム・リノベーションで使える補助金事業と申請方法

ここからはリフォーム・リノベーションで使える補助金事業と申請方法について解説します。

事業名 概要 最大補助額
先進的窓リノベ2024事業 断熱性能の高い窓に交換するリフォームに対しての補助金事業 最大200万円/戸
給湯省エネ2024事業 省エネ性能の高効率給湯器を設置した場合に受けられる補助金事業 最大20万円/台
賃貸集合給湯省エネ2024事業 既存の賃貸集合住宅にエコジョーズやエコフィールを導入した際に発生する費用を一部負担する補助金事業 最大7万円/台
子育てエコホーム支援事業 若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下)や子育て世帯が省エネ化を目的した改修・改築を行った場合に受けられる補助金事業 最大100万円/戸
長期優良住宅化リフォーム推進事業 既存住宅の長寿命化や省エネ化を目的としたリフォーム、子育て世帯向けのリフォームに対しての補助金事業 最大300万円/戸

 

リフォームやリノベーションをする際に補助金事業を利用する場合は、事前に申請をしなければなりません。

 

リフォーム会社と契約を結ぶ前に利用可能な補助金事業を確認しましょう。

 

また、各自治体の補助金事業は、予算が上限に達し次第終了となるため、早めに申請するようにしてください。

 

先進的窓リノベ2024事業

先進的窓リノベ2024事業は、断熱性能の高い窓に交換するリフォームに対しての補助金事業です。

対象となる工事 ・ガラス交換

・二重窓の設置

・外窓交換

補助額上限 200万円/戸
申請期間 2024年3月中旬〜2024年12月31日
申請条件 ①窓リノベ事業者として登録済みの業者が施工すること

②対象となる住宅の所有者であること

③建築から1年が経過している、もしくは過去に人が居住した住宅であること

参照:先進的窓リノベ2024事業ホームページ

 

先進的窓リノベ2024事業は施主が自ら申請することができません。

 

あらかじめ事業に登録済みのリフォーム会社が行うため、契約前に必ず確認してください。

 

給湯省エネ2024事業

給湯省エネ2024事業は、省エネ性能の高効率給湯器を設置した場合に受けられる補助金事業です。

対象となる工事 ・高効率給湯器の設置
補助額上限 <ヒートポンプ給湯器>

基本補助額:8万円/台

性能加算額:5万円/台

<ハイブリッド給湯器>

基本補助額:10万円/台

性能加算額:5万円/台

<家庭用燃料電池>

基本補助額:18万円/台

性能加算額:2万円/台

申請期間 2024年3月中旬〜2024年12月31日
申請条件 ①対象機器を設置する住宅の所有者等であること

②リフォーム時に対象機器を購入して設置すること

③既存給湯器から対象機器への交換設置を条件とする既存住宅を購入すること

参照:給湯省エネ2024事業ホームページ

 

給湯省エネ2024事業は施主が自ら申請することができません。

 

あらかじめ事業に登録済みのリフォーム会社が行うため、契約前に必ず確認してください。

 

賃貸集合給湯省エネ2024事業

賃貸集合給湯省エネ2024事業は、既存の賃貸集合住宅に高効率給湯器を設置またはリースした場合に利用できる補助金事業です。

対象となる工事 ・高効率給湯器の設置
補助額上限 <給湯器の取替(追い焚き機能なし)>

5万円/台

<給湯器の取替(追い焚き機能あり)>

7万円/台

申請期間 2024年3月中旬〜2024年12月31日
申請条件 ①給湯省エネ事業者と契約し、対象機器を設置すること

②対象機器の設置を条件に既存住宅を購入すること

③建築から1年が経過している、もしくは過去に人が居住した住宅であること

参照:賃貸集合給湯省エネ2024事業ホームページ

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業は、若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下)や子育て世帯が省エネ化を目的した改修・改築を行った場合に受けられる補助金事業です。

対象となる工事 ・開口部の断熱改修

・外壁、屋根、天井、床の断熱改修

・エコ住宅設備の設置

補助額上限 <子育て世帯または若者夫婦世帯>

既存住宅を購入してリフォーム:60万円/戸

長期優良住宅の増築・改築:45万円/戸

その他のリフォーム:30万円/戸

<その他の世帯>

長期優良住宅の増築・改築:30万円/戸

その他のリフォーム:20万円/戸

申請期間 2024年3月中旬〜2024年12月31日
申請条件 ①給湯省エネ事業者と契約し、対象機器を設置すること

②対象機器の設置を条件に既存住宅を購入すること

③建築から1年が経過している、もしくは過去に人が居住した住宅であること

参照:子育てエコホーム支援事業ホームページ

 

子育てエコホーム支援事業は施主が自ら申請することができません。

 

あらかじめ事業に登録済みのリフォーム会社が行うため、契約前に必ず確認してください。

 

長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、既存住宅の長寿命化や省エネ化を目的としたリフォーム、子育て世帯向けのリフォームに対しての補助金制度です。

対象となる工事 ・性能向上リフォーム工事

・子育て世帯向け改修工事

・インスペクション

補助額上限 長期優良住宅認定を取得した場合:250万円/戸

長期優良住宅認定を取得しない場合:150万円/戸

申請期間 2024年5月13日~2024年12月23日
申請条件 ①リフォーム工事前にインスペクションを実施すること

②リフォーム後の住宅が一定の性能基準を満たすこと

③維持保全計画とリフォーム履歴を作成すること

参照:長期優良住宅化リフォーム推進事業

 

長期優良住宅化リフォーム推進事業は施主が自ら申請することができません。

 

あらかじめ事業に登録済みのリフォーム会社が行うため、契約前に必ず確認してください。

 

リフォーム・リノベーションで使える減税制度

リフォームやリノベーションをした際に利用できるのは補助金事業だけでなく、減税制度もあります。

 

減税制度を利用してお得に工事をしたい方は、以下の表を参考にしてください。

減税制度の種類 利用可能なケース ローン期間 控除期間 最大控除額
住宅ローン控除 10年以上のローンを組んで既存住宅を購入する場合 10年以上 10年 140万円
リフォーム控除 一定の条件を満たす省エネ・耐震リフォームを行う場合 関係なし 1年 80万円
固定資産税の減額 一定の条件を満たす省エネ・耐震リフォームを行う場合 関係なし 1年 リフォーム費用の2分の1

 

補助金を利用する際の注意点

制度を併用できない場合がある

リフォームで使える補助金事業と減税制度はいくつかありますが、併用できるものと併用できないものがあるため、注意が必要です。

 

原則として、国が用意している補助金事業同士は併用することができません。(省庁が違っても不可)

 

また、異なる減税制度も併用不可です。

 

工事を着工する前に申請が必要

リフォームに対する補助金事業を使いたい場合は、工事を着工する前に申請する必要があります。

 

補助金事業によって申請のタイミングは異なりますが、ほとんどが着工後の申請は受け入れていません。

 

リフォームの工事が完了してから申請を行おうとしても受理されず、補助金を受け取ることができなくなってしまうため注意しましょう。

 

予定よりも早く終了してしまう可能性がある

補助金事業は期限が設けられているものと予算の上限に達し次第終了してしまうものの2種類があります。

 

予算に上限が決まっている補助金事業は、予定の期限よりも早く受付を終了してしまう可能性があるため、利用を検討している補助金がある場合は、早めにリフォームを行いましょう。

 

まとめ

これからリフォームやリノベーションを行う予定の方は、補助金事業や減税制度を利用することをおすすめします。

 

これらの制度を利用することで支出の自己負担率を下げることができます。

 

ただし、補助金制度の種類は多く、あらかじめ登録している事業者でなければ申請できないため、リフォーム会社と契約する前に必ず確認してください。

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