古民家リノベーションの魅力とは?DIYできる箇所・費用相場・作業内容を解説!
昔ながらの日本家屋をリノベーションして、レトロモダンな雰囲気のおしゃれな住まいをつくる人が増えています。
しかし、古民家をリノベーションすると聞くと、不安に感じる人もいるでしょう。
そこで今回は古民家リノベーションの魅力について紹介します。
また、自分でDIYできる箇所・費用相場・作業内容についても解説するので参考にしてください。
古民家リノベーションの魅力とは?
古民家リノベーションの魅力は次のとおりです。
・レトロな雰囲気のおしゃれな住まいを実現できる
・築年数の古い家を快適に暮らせる家に変えられる
・税金面で優遇を受けられる
魅力1.レトロな雰囲気のおしゃれな住まいを実現できる
家のデザインには流行り廃りがありますが、古民家には流行りに影響を受けない魅力があります。
そのため、古民家をリノベーションする際は、露出している柱や梁をそのまま活かしたデザインにすると良いでしょう。
レトロな雰囲気のおしゃれな住まいに住みたい人は、古民家特有の色味や質感、土間や縁側といった空間を活かしてリノベーションすることをおすすめします。
魅力2.築年数の古い家を快適に暮らせる家に変えられる
古民家は懐かしさを感じるレトロな雰囲気という魅力がありますが、そのまま生活するには住みづらさがあります。
ですが、リノベーションすることで、築年数の古い家を快適に暮らせる家に変えられます。
現代の生活様式に合った設備の取り付け、耐震性・断熱性の補強、間取り変更を行い、快適な家を実現しましょう。
魅力3.税金面で優遇を受けられる
固定資産税は、築年数によって左右されるため、古民家を新築で建て替えるのではなく、リノベーションすることで固定資産税を抑えることができます。
ただし、リノベーションしたことで資産価値が上がったとみなされるため、古民家にそのまま住む場合よりは固定資産税が高くなることを理解しておきましょう。
築年数の古い古民家も自分でDIYできる
リノベーションは業者に依頼するものと考えている人も多いと思いますが、自分で材料や工具を用意してDIYすることも可能です。
また、築年数の古い古民家も自分でDIYできます。
ここからは、自分でできるDIYの種類について解説していきます。
チャレンジしやすいDIY
DIYの中でもチャレンジしやすい箇所は次のとおりです。
・壁や天井
・床
・ドアや棚
壁や天井のDIY
壁や天井のDIYには以下のようなものがあります。
作業内容 | 費用 | 日数 | 難易度 |
解体 | 業者:5万円〜
DIY:1.3万円〜 |
2〜3日 | 高 |
クロス | 業者:4万円〜
DIY:1.5万円〜 |
1〜2日 | 中 |
塗装 | 業者:5万円〜
DIY:1.2万円〜 |
1〜2日 | 低 |
珪藻土 | 業者:15万円〜
DIY:7万円〜 |
1〜2日 | 中 |
漆喰 | 業者:15万円〜
DIY:4万円〜 |
1〜2日 | 中 |
タイル | 業者:4万円〜
DIY:1万円〜 |
1〜2日 | 高 |
壁を解体するのは難易度がかなり高いため、DIY初心者にとっては難しいでしょう。
また、一般的な壁紙であるクロスを貼り付けるのも難しい作業です。
簡単なDIY作業をしたい人は塗装を行うと良いでしょう。
また、壁紙を貼るためには、パケ・ヘラ・ローラーなどの道具を用意し、空気を入れないように慎重に作業してください。
床のDIY
床のDIYには以下のようなものがあります。
作業内容 | 費用 | 日数 | 難易度 |
フローリングの重ね張り | 業者:6万円〜
DIY:4.5万円〜 |
2日 | 高 |
オイル仕上げ | 業者:3万円〜
DIY:1万円〜 |
2日 | 低 |
床をDIYする場合も難易度の低いオイル仕上げをおすすめします。
一方でフローリングの重ね張りをする場合は、隣接する部屋との高さを合わせたり、下地を作らなければならないため、難易度は高いです。
ただし、クッションフロアの貼り付けであれば、両面テープを使って簡単に作業することができるため、コストを重視したい人は検討してみても良いでしょう。
ドアや棚のDIY
ドアや棚のDIYには以下のようなものがあります。
作業内容 | 費用 | 日数 | 難易度 |
塗装・オイル仕上げ | 業者:3万円〜
DIY:1万円〜 |
2日 | 低 |
ドアや棚のDIYは、水性塗料による塗装やオイル仕上げであれば、簡単に作業できます。
ただし、木材を塗装処理する場合は、シーラーを下地処理として塗ることを忘れずに行いましょう。
難易度の高いDIY
DIYの中でも難易度の高い箇所は次のとおりです。
・水回り
・外壁
・間取り変更
水回りのDIY
古民家の水回りはサビていたり破損している場合があります。
また、悪臭が発生しているなど、衛生面の観点からもリノベーションする必要があるでしょう。
しかし、水回りの設備を交換する作業は難易度が高く、専門資格が必要なケースもあるため、自分でDIYするのは現実的ではありません。
水回りの設備を交換する場合は、必ず業者に依頼しましょう。
とはいえ、壁紙の張り替えや塗装などは自分でDIY可能です。
外壁のDIY
外壁の耐用年数は使用されている素材によって異なりますが、一般的に10〜20年程度と言われています。
適切なメンテナンスが行われていない古民家の外壁は、ひび割れや破損している可能性があるため、リノベーションが必要です。
しかし、外壁のリノベーションには大規模な工事が必要なため、一人でDIYするのは難しいでしょう。
予算に余裕があれば専門の業者に依頼して外壁のリノベーションを行ってください。
間取り変更のDIY
家族構成やライフスタイルに合わせて間取り変更することで、部屋を無駄なく利用でき、快適に暮らせる空間を実現できます。
ただし、一戸建てには建物を支えている壁が存在するため、自分で壁を壊してしまうと最悪の場合、建物が崩れてしまう可能性もあるでしょう。
建物の安全性を考えて間取り変更する必要があるため、業者に依頼して対応してもらいましょう。
古民家をDIYする前に押さえておきたい3つのポイント
ここからは古民家をDIYする前に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
ポイント1.作業の計画をリストにまとめておく
古民家をDIYする際は作業の計画をリストにまとめておきましょう。
リストにまとめておくことで、必要な作業をスムーズに進められるだけでなく、材料と工具も抜けることなく準備できます。
また、全体が可視化することで、費用を削減するための対策を考えられます。
ポイント2.使用する材料にこだわりすぎない
DIYで使用する材料にはこだわりすぎないようにしましょう。
選ぶ材料によってDIYにかかる費用を大きく節約することができます。
最近では、DIYの人気も高まり、100円ショップでも手軽に購入できるため、未加工の材料を自分で加工するのも一つの手段です。
ポイント3.ゴミの捨て方を確認しておく
DIYを行うと廃材やゴミが出るため、自分で処分しなければなりません。
通常のゴミの捨て方とは異なるため、あらかじめゴミの捨て方を確認しておくとスムーズに片付けられます。
自治体のホームページにて処分方法を確認してください。
まとめ
古民家をリノベーションすることで、レトロな雰囲気のあるおしゃれな住まいを実現できることから、古民家への注目が集まっています。
また、最近ではホームセンターで材料や工具を簡単に購入できるため、DIYする人が増えており、古民家も自分でDIYすることができます。
とはいえ、簡単にDIYできる箇所と難しい箇所があるため、難易度が高い作業は専門の業者に依頼しましょう。
古民家を自分でDIYしたい人は本記事を参考にしてください。