80平米のマンションリノベーション事例5選!費用相場や注意点を解説
80平米のマンションは2〜3LDKの間取りで、家族で暮らすのに十分な広さです。
しかし、近年は不動産価格の高騰により、新築マンションの購入を諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか?
中古マンションであれば、新築マンションよりも比較的安く購入することができます。
そして、リノベーションを行うことで、家族構成やライフスタイルに合わせて理想の住まいを実現できるでしょう。
本記事では、80平米のマンションをリノベーションした施工事例を7つ紹介します。
リノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
80平米のマンションリノベーション事例5選
まずは80平米のマンションをリノベーションした事例を5つ紹介します。
どのようなデザインや間取りにリノベーションするか迷っている方は、ぜひこれから紹介する施工事例を参考にしてください。
事例1.家族のシンプルライフを叶える家
こちらは、家族の動線に考慮した暮らしやすさと住みやすさを叶えた家です。
部屋のテイストは「北欧」「ナチュラル」「カフェ風」にデザインされ、家族全員が楽しく、そして明るく暮らせる心地よい住まいを実現しました。
写真の手前よりダイニング→リビング→畳スペースへと続き、家族はそれぞれ好きなスペースでくつろぐことができます。
また、施主の希望でリビング横の子供部屋は、いつでも気配が感じられるチェッカーガラス入りのドアを採用しています。
事例2.景色を楽しむ最上階のお家
こちらは、最上階に位置する部屋をリノベーションした事例です。
LDKの主役となるアイランドキッチンは、眺望の素晴らしさを活かした設計となっており、景色を眺めながら作業することができます。
また、開放感を演出するために勾配をつけた天井に作り変え、光源を壁に取り込むことで、空間全体に柔らかい光が広がるように設計されています。
事例3.真鍮を取り入れた北欧フレンチのお家
「白い壁と明るい玄関」という施主の要望を取り入れ、北欧テイストのシンプルで余白のある住まいに仕上げました。
リビング横の和室スペースは、現代風の住まいとの相性を重視して、美しくモダンな琉球畳を採用しています。
そして、引き戸で区切れるので、来客時のゲストルームとしても利用可能です。
また、既存の間取りを十分に活かしているため、施工期間は短く、費用も抑えられています。
事例4.積層の家
「人の居場所は必ずしも壁や扉で区切られているわけではない」という考えのもと、壁や扉には極力頼らず、4枚の壁を用いて5層の空間に分けた意匠性の高い住まいです。
それぞれの層をワークスペースや収納スペースなど、住む人の感覚や用途で使い分けることができるフレキシブルさが特徴です。
部屋の真ん中にある通路は土足歩行も可能な工事を施しており、海外暮らしのような生活を味わうこともできます。
また、積層部分は通路から一段高くなっており、温かみのある空間となるように無垢のフローリングを使用しています。
事例5.好きな色合わせで楽しむ家
こちらは、グレー・ベージュ・白で彩る開放的なリビングが特徴のリノベーション事例です。
モルタル調のフロアタイルに木目の家具を組み合わせるなど、色合いにこだわってデザインされています。
そして、以前の間取りでは、ベランダ側のゾーンに部屋が3つ並んでいましたが、家族がくつろげるように広々としたLDKへ変更しています。
また、写真の奥に併設されたフリースペースは、壁を取り付けることで個室に作り変えることも可能で、子供部屋の問題も解決できるでしょう。
80平米のマンションリノベーションの費用
マンションリノベーションの費用相場は、1平米あたり20万〜25万円と言われています。
そのため、80平米のマンションをフルリノベーションした場合は2,000万円ほどかかるでしょう。
ただし、既存の内装・設備・間取りを活かすことで、リノベーション費用を抑えることができます。
施工内容別のリノベーション費用は、以下の一覧を参考にしてください。
内装のリノベーション
施工内容 | リノベーション費用 |
壁紙の張り替え | 約1,000円/㎡ |
床材の張り替え | 1万〜7万円/帖 |
水回りのリノベーション
施工内容 | リノベーション費用 |
キッチンの交換 | 50万〜150万円 |
浴室の交換 | 50万〜150万円 |
トイレの交換 | 10万〜50万円 |
洗面台の交換 | 10万〜50万円 |
間取り変更
施工内容 | リノベーション費用 |
間仕切り壁の撤去 | 7万〜23万円/箇所 |
間仕切り壁の設置 | 8万〜25万円/箇所 |
リビング拡張 | 40万〜90万円 |
マンションリノベーションで知っておいた方がいい3つの注意点
マンションリノベーションを行う際は、注意点を知っていないと後悔してしまう結果になってしまいます。
安心して工事を進めるためにも、これから解説する3つの注意点を把握して、事前に確認や準備をしておきましょう。
予算に収まるようにプランを立てる
施工事例の写真やショールームで設備の実物を見ると、理想が高くなってしまいがちです。
しかし、理想を全て叶えるプラン設計をしてしまうと、予算オーバーしやすくなるので注意しましょう。
予算をオーバーしてしまった場合は、プランを立て直したり、不足している資金を調達しなければならず、スムーズにリノベーションを進めることができません。
必ず実現したいことと妥協できることに優先順位をつけて、優先したい工事からプランに組み込みましょう。
また、マンションリノベーションでは、工事費用だけでなく、物件の購入費用や入居後の家具購入代などもかかります。
リノベーション全体でかかる費用を把握しておくことが重要です。
自由に間取り変更できない建物の構造がある
建物の構造によっては、間取りの変更が自由にできない場合があるため、注意が必要です。
たとえば、マンションの構造には「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。
ラーメン構造は柱や梁で建物を支えているため、壁を取り払っても構造に影響が少なく、比較的自由に間取り変更が可能です。
しかし、壁式構造では、建物を支える壁があるため、取り除けない壁が多く、間取りの変更が難しくなります。
特に中古物件でフルリノベーションを検討している方は、購入前に建物の構造をしっかり確認することが重要です。
工事中の仮住まいが必要になる
大規模なリノベーション工事は短期間で完了することは少なく、一般的に2〜4ヶ月ほどの期間がかかります。
工事中は日中に騒音が発生することが多く、さらに作業が進むに伴い家具の移動が必要になるため、フルリノベーションやリフォーム期間中は仮住まいを用意するケースが一般的です。
仮住まいの家賃や引っ越し費用なども予算に含めておかないと、予期せぬ出費が発生し、後々トラブルになる可能性があります。
工事以外に必要となる費用を事前に把握しておくことが重要です。
まとめ
今回は80平米のマンションをリノベーションした事例や費用相場、注意点について紹介しました。
80平米のマンションは家族でも暮らせる十分な広さのため、リノベーションすることでより快適な住まいを作ることができます。
一方で新築マンションは価格が高く、80平米の広さの物件は人気が高いため、理想のエリアで物件を見つけることが難しいでしょう。
安い費用でおしゃれな住まいを手に入れたい方は、中古マンションを購入してリノベーションすることも選択肢に考えてみてください。